メガネをご購入する前に知って頂きたい事

1.メガネはオーダー品です。

「フレーム」 + 「レンズ」 +「加工」 の全てが揃って、初めてメガネとなります。

メガネを初めて作る方は、それぞれの選択基準が判らないと思いますので、知識と経験が豊な販売員が皆様のメガネ作りのお手伝いさせて頂きます。

                  

1.frame_200.jpg@フレーム選び

通常、店内にある1,000本以上のフレームの中から、色・形・大きさ・デザイン・ブランド・素材・機能・価格等を考慮し、何度も試着しながら候補を絞っていきます。

 メタル・・・初めての方にお薦め!

 セル・・・印象がぐっと変わります。                 

 枠ナシ・・・知的なイメージですが耐久性は△                    

                           

2.rennzu_200.jpgAレンズ

お客様一人一人の眼の状況や使いたいシーンに合わせて、レンズタイプを選び、視力測定をしながら度数を調整し、レンズを決めていきます。

 素材・・・プラスチックがほとんでです。                  

 設計・・・近視用から老眼用、遠近両用など多種。

 屈折率・・・通常のものから超薄型まで豊富です。                   

                            

3.kakou_200.jpgB加工

お客様が選んだフレームと度数を調整したレンズを一つに組み込む作業を、店舗の技術を持って行います。

在庫レンズの場合はその日にお渡しできますが、在庫が無い場合や縁なしフレームの場合は数日お時間をいただきます。 また、カラー染色や遠近両用などの特注レンズの場合は、一週間前後頂戴いたします。
            

                           

2.メガネ作りには個人的な情報が重要です。

ご購入される方の個人的な状況や、お使いになる生活シーンが大きく影響します。

@年齢
学生さんなら遠くの黒板の文字を見やすくする事が目的の一つですし、シニアであればお手元の小さい文字を見る事が目的の一つとなるなど、年齢によって大きく異なります。

A職業
同じ年齢でも、運転する時は遠くをハッキリ見たいと考えますが、PC画面を見る時間が長い事務職の方は近くを楽に見たかったり、疲れ眼を防止するメガネが必要だったりと、職種によっても大きく異なります。

B環境
暑い環境では汗に強いフレームと熱に強いレンズが必要なのに対し、寒い環境では温度変化に強い素材のフレームや曇りにくいレンズが重宝されます。

このように、お客様がお使いになりたいと考えている生活シーンで、作るメガネの種類も大きく変わります。

                

3.失敗しないメガネ作りのポイント

メガネはオーダー品ですから、絶対に失敗しないマニュアルというのは存在致しません。
よって、お客様がどういった生活シーンで不便を感じ、その不便をどのようにしたいかを私達眼鏡店の店員に出来るだけ詳しくお伝えいただく事が最大のポイントだと思われます。

 例・「黒板の文字が見えない」 ⇒ 「後ろの席からでも見えるように」

   ・「運転時に標識が見づらい」 ⇒ 「標識が見やすくして欲しい」

   ・「PC作業で眼が疲れやすい」 ⇒ 「仕事用の疲れにくいメガネ」

   ・「新聞の文字が読みにくくなってきた」 ⇒ 「遠ざけないでも見えるように」

他にご予算の事も重要ですし、掛け心地の調整などのアフターサービスや、いざと言う時の保証等も重要になりますので、お選びの際に参考にしてください。

また、お客様が一番気にされる 「似合う・似合わない」 に関しては、私達店員からもアドバイスさせて頂きますが、それでもご心配という方は、普段のお客様を良く知っているご家族やご友人の方と一緒にご来店いただくのが一番良いと思われます。
                

視力測定について

2.randoruto_image.gif 3.rittai_image.gif 4.rg_test_image.gif

「メガネを初めて作る」という方からよく質問されるので、事前にお知らせしておきます。

メガネを作るときは必ず視力測定が必要となりますが、メガネを作る為の視力測定は眼科さんでも眼鏡店でもどちらでも可能です。

ただし、視機能が成熟していない 7歳前後までのお子様や眼に疾患をお持ちの方は、眼科さんでメガネ作製用の処方箋を発行してもらってください。

また、50歳以上の方で眼の疾患の検査をした事がない方は、最近、加齢黄斑変性症など失明の危険を伴う病気が増加傾向にある事からも、一度、眼科さんで眼の検査をされる事をお薦めします。 その時にメガネを作りたいという旨を伝え、処方箋を発行していただく方がお客様も安心出来ると思います。

尚、もう一つ質問が多い 「近視ってどういうもの?」 という件は、別項目でご説明させて頂きます。

  ⇒ 詳しくは、こちらから (もしくは、下にスクロールすると見られます)

年齢別メガネ作りのアドバイス

眼の状態や度数の強さ等の細かい状況をあまり加味していない一般論ですので、おおまかな内容になってしまいますが、ご参考にして頂ければ幸いです。

       
未就学児

眼は他の体の機能と比べ早めに成熟する部位の一つですが、この時期は非常に重要な時期となりますので、必ず眼科医のご指示に従ってください。

 フレーム・・・この時期のお子様専用に開発されたものにしてください。

 レンズ・・・破損の危険性を考えるとプラスチックレンズになるでしょう。

         
小学生

1.syougakusei_200.jpg体と同じように眼球も成長しますので、度数も大きく変化する可能性が高い時期です。

さらに、大人と同じように扱えと言っても無理な年頃ですので、フレームの破損やレンズのキズといった親にとっては頭の痛い問題が多い時期です。

とは言え、可愛いお子様の為です。 お子様自身が掛けたくなるような可愛いデザインをお選びください。        

               

 フレーム・・・破損・紛失が多いので普及品やセット品が宜しいと思われますが、曲がりに
        強い超弾性素材をお薦めします。
        尚、破損の可能性が高まるのでリムレスタイプは避けて下さい。

 レンズ・・・ガラスは割れる危険性がありますので、プラスチックレンズになるでしょう。
       また、キズ防止のコーティングは必須です。
       

中学生〜高校生

ファッションに対して敏感な時期ですから、無理してメガネを掛けなくなってしまうお子様も多いようですが、机に向かう時間も増えてきますし、まだまだ度数も変化する可能性が高い時期ですので、きちんと度数を合わせたメガネを使う事が必要です。

 フレーム・・・小学生みたいに動き回らなくなるとしても、体育や部活などで運動をしますし
        力も強くなっているので、曲がりに強い超弾性素材をお薦めします。

 レンズ・・・プラスチックレンズが基本ですが、見栄えを気にされる年頃ですので、薄型
       レンズも検討されると良いでしょう。

            

20代〜30代

2.30dai_200.jpg一般的に社会人となっている年齢ですから、職業や環境によって選択が変わってくると思われます。

仕事用のメガネは知的に見える方が得をする場合も多いですが、休日用は個性的なメガネの方が楽しさも増します。

ブランド品やこだわりの逸品などメガネを楽しく使える時期かもしれませんね。

             

                  

 フレーム・・・特に制限はありません。自分を演出するアイテムとして楽しんでください。
        特に女性はメイクの一つとして楽しんでください。

 レンズ・・・個人差はありますが、一般的には度数変化が落ち着く頃です。薄く・軽く以外
       にもカラー等も楽しめます。
       また、偏光サングラスや調光レンズなどの特殊レンズも経験してみてください。
         

30代後半〜40代

ズバリ! 疲れ眼世代です。 この世代の特徴として「老眼」に対する意識なんて殆どありませんが、TVコマーシャルで疲れ眼用の目薬の宣伝をしていた記憶があると思います。
近くを見る力を調節力と言いますが、実は、自分の目の力(調節力)だけで近くを見る事が出来るのは40代(正視の方を基準として)までで、その調節力をフルに使っているから目が疲れてしまうのです。 対策として、調節力をサポートするレンズが近年発売されていますので、これらをご利用いただくと良いでしょう。

 フレーム・・・特に制限はありませんがお仕事の都合もあるでしょうから、あまり安っぽい
        物は避けた方が宜しいと思います。
        PC作業や書類等を見る場合は、下を向いている時間も長くなりますので、
        出来れば軽くて掛け心地の良い物が宜しいでしょう。

 レンズ・・・調節力をサポートするタイプのレンズがお薦めです。

               
因みに近視で普段からメガネを使っている方も、買い換えの際に遠くがハッキリ見えるように度数調整すると近くが見づらくなりますので、調節力サポートレンズがお薦めです。

  調節力サポートレンズ ⇒ 詳しくは、こちらから
              

50代以上

3.50dai_200.jpgお気を悪くなさらないで下さい。 調節力の低下により近方視の際は、老視の度数調整が必要なになります。 これまで遠くは良く見えるのでメガネなんて必要なかったという方が初めてメガネが必要になる年代です。
さらに老視の度数調整は、調節力が0に近くなる70歳頃まで必要となります。

(詳しくは下記の表をご覧下さい。)

                               

                              

 フレーム・・・特に制限はありませんが掛け心地の調整が重要になりますので、ある
        程度しっかりした物や鼻パッドが付いている物をお薦めしたいところです。
        また、年を重ねると共に視野が広い大きいメガネを好まれる方が増えて
        いきます。

 レンズ・・・単に近くの一定の距離しかハッキリ見られない老眼鏡(既製老眼鏡含む)
       から、机上のちょっと先まで見渡せるデスクワーク用。
       さらに、遠くも近くも一本のメガネで見る事が出来る主に外出用の遠近両用と、
       室内で使いやすい遠近両用(室内用・中近両用)など多種多様な設計が
       揃っています。

           
※ 年齢別 調節力

年齢 調節力 近点距離 年齢 調節力 近点距離
10歳  13.2D  7.6cm 50歳  2.3D  43.8cm
20歳  9.8D  10.2cm  55歳  1.6D  62.5cm
30歳  7.3D  13.7cm  60歳  1.2D  83.3cm 
35歳  6.1D  16.4cm  65歳  0.7D  142.9cm 
40歳  4.9D  20.4cm  70歳  0.25D 400.0cm
45歳  3.4D 29.4cm      
(ishihara、Fukuda、Donders、Clarke、Duane 5者平均値)

近点距離とは、簡単に言うと眼からどれくらい離せば見えるかを距離で表したものです。また、調節力を最大限使った状態での距離です。

細かい作業や小さい文字を見る時を思い浮かべて頂きたいのですが、小さければ小さいほど眼に近づけて見るのが普通だと思います。年齢を気にせず動作を行うと20cm位ではないでしょうか。

そこで表を見て頂けると判ると思うのですが、20cmという距離を越えているのが40歳。 とは言え0.4cmしか差が無い訳ですから、0.4cm離して調節力を最大限使えば見える状態ですが、力を最大限使っている状態ですから、長時間続ければ疲れるのもご理解頂けると思います。

次に、50歳の43.8cmという距離ですが、手を伸ばせば普通に届く距離ですが、細かい作業や小さい文字を見るにはちょっと離れていて不便さを感じるでしょう。

さらに55歳の62.5cmという距離は手を伸ばしても届かない距離になってしまいますので、必然的に老眼鏡の助けが必要となる訳です。

老眼イメージ_イラスト.jpg               

          
お客様がどのような時に不便を感じていて、さらにどのような生活スタイルの中のどのシーンで使いたいかなど、詳しくお聞かせいただければ最良のレンズをご提案させて頂きます。

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備考

年齢別のアドバイスは、眼の状態や度数の強さ等の細かい状況を深く加味せず、一般論として記載したものですので、何卒ご了承ください。

職業・生活シーン別メガネ作りのアドバイス

年齢別と同様に細かい状況をあまり加味せず一般論として記載したものですので、おおまかな内容になってしまいますが、ご参考にして頂ければ幸いです。

          
ドライバー

1.driver_200.jpg遠くの見え方もさることながら、MAPや伝票など近くを見る必要もあります。 特に老眼が始まってからは近くが見づらくなるので、遠く重視の遠近両用が必要になるでしょう。

また、日差しが強い時などは眩しさをカットするだけでなく、反射光もカットする偏光タイプのサングラスもお薦めしたいところです。

  偏光サングラス ⇒ 詳しくは、こちらから

尚、ご注意頂きたいのは買い替えのタイミングでのフレーム選択です。 極端にメガネを小さくしてしまうと視野が狭くなって危険です。 テンプル(横)の上下幅が広すぎる物も、横の視野を遮ってしまうので避けた方が無難です。

          
ドクター

室内での使用が殆どになると思われますので、老眼が始まってからは室内用の遠近両用か、デスクワーク用のレンズが使いやすいと思われます。
また、下を向かれる事も多いですので軽めのフレームをお薦めしたいです。

              
理容師・美容師

作業距離は30〜50cmですが、鏡越しにお客様を見る場合は、鏡に映った姿を見る為に鏡までの距離の倍に設定する必要があります。
また、昔は上下で度数が分かれているEXタイプというレンズを使っていた理容師さんが多かったですが、現在は室内用の遠近両用(中近)が増えました。

                 
飲食業

手元から店内のちょっと離れたところまで見渡せるものが良いので、50歳以上なら遠近両用が宜しいでしょう。 また、お料理の最中に蒸気を浴びる事も多いと思いますので、熱に強いレンズや曇りに強いコーティングもお薦めしたいところです。

            
デザイナー・事務職
2.desin_200.JPG一日中ディスプレイを見続けているお仕事では、疲れ眼の問題が大きいと思われます。 近視の方なら遠くを見る普段用のメガネと、お仕事用としてディスプレイの前後にピントを合わせやすく度数調整したメガネを使い分ける方法があります。

また、普段メガネを使わない方でも、ディスプレイの前後にピントを合わせやすく度数調整したメガネを使って頂けると、個人差はありますが疲れ眼の度合いが軽くなる場合が多くあります。
       

華道・茶道・書道

下を向く姿勢が多いので、軽いフレームや掛け心地の良い物がお薦めです。
レンズは年齢と状況によって異なりますが、お手元からちょっと先まで見えるデスクワーク用か室内用の遠近両用(中近)がお薦めです。

                
子育て中(妊娠〜出産後)

3.kosodate_200.JPG学生時代にコンタクトに変えたという方が、楽に使えるメガネに戻ってくるケースが多くあります。そこで、是非、お伝えしたい事があります。

一つ目は、早めにメガネをご用意頂きたい事。 動き辛くなる前にご準備ください。

二つ目は、度数が変化する可能性がある事。 出産前後に体質が変わり人によっては度数も変わってしまう事があります。

三つ目は、弾力性の高いフレームが良い事。 お子様を抱っこしている時にメガネを叩かれたり掴まれてしまうので、超弾性素材や樹脂製のフレームがお薦めです。

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職業・生活シーン別のアドバイスは、眼の状態や度数の強さ等の細かい状況を深く加味せず、一般論として記載したものですので、何卒ご了承ください。

近視とは?

殆どの方が 「近くが見えないから近視」 「遠くが見えないから遠視」 であると勘違いされていますが、本当は 『遠くを見たときにピントが合わず字や物がぼんやり見えてしまう状態』 の事です。 正常な視力の方にはどのように見えているかが分かりにくいと思いますので、下にイメージ写真をご用意しました。

 

正常な視力の人の見え方           近視の人の見え方   

1.町並み200.jpg   2.町並み200ぼかし.jpg

近視は 「近くははっきり見えるが、遠くを見ると字や物がぼけて見える」 というのが代表的ですが、メガネやコンタクトレンズで矯正しない弱度の場合、特にお子様ですと 『目を細めて字や物を見る』 『つまづきやすい』 『根気がなく飽きやすい』 といった症状が出る場合もあります。

特にお子様の場合は、「見づらい」という症状を直接訴える事は少なく、学校検診や家庭内での症状から、ご両親が気付いてあげる事が重要です。 

さらに度が進むと、下記のような見え方になります。 

 

正常                弱度                 強度

3.家族140.jpg 4.家族140ぼかし1.jpg 5.家族140ぼかし2.jpg

(写真は見え方のイメージです)

一般に強度近視の方は、輪郭がぼやけてしまい色が分かる程度の見え方になってしまいます。

これらの見え方になる理由は、網膜よりも手前に光の焦点が結ばれてしまうからで、屈折性近視と軸性近視があります。 また、一時的に近視状態になる「仮性近視」という近視もあります。(もっと、詳しく知りたい方はご来店ください)

 

遠視とは?

遠視は近視の逆で、網膜よりも後ろに光の焦点が結ばれてしまう目の状態で、やはりピントが合わず、字や物がぼんやり見えてしまう屈折異常のことです。

特徴は、弱度の場合、視力検査などではいい視力として結果が出ることも多く、遠視に気づきにくい事があげられます。 

            

正常な人の見え方       弱度の見え方           強度の見え方

1.風景140_遠.jpg 2.風景140_遠.jpg 3.風景140ぼかし2_遠.jpg

これは、軽い遠視の場合、若い人であれば調節機能を使って焦点を網膜上に持ってくる事ができるからです。 しかし、常に毛様筋を使い眼を緊張させている為、眼が非常に疲れるケースが多くなります。 遠視の場合も、メガネで矯正した方が見やすく楽になります。

乱視とは?

乱視は一般的に、角膜と水晶体の歪みによって引き起こされます。 光を屈折させる部分に歪みがあると、縦方向や横方向の屈折率が異なってしまい結像位置が変わってしまう為、網膜に焦点が合わず、方向によってボケてしまうという訳です。

        

1.乱視 放射線200.jpg見え方を誇張し極端にすると左記のような状態です。 

放射状に並んだ線を見ていただくと、横方向はクッキリと見え、それと直行する縦方向はボケて見えますので、線の色に濃淡を感じたり、線の太さに違いを感じたりします。

(※サンプル画像は濃淡と太さを変えています。) 

            

                     

2.乱視 山田200.jpg

         

文字にすると、左のような状態になります。

  上段・・・正常な人の見え方イメージ

  中段・・・近視の人の見え方イメージ

  下段・・・乱視の人の見え方イメージ

            

         

            

正常な人は、縦横ともに線がクッキリ見え、近視の人は全体的にボケて見え、乱視の人は横方向はクッキリ見えるが、縦方向はボケて見えるという状態になりますので、かろうじて文字は見えるが、良くは見えていないという事になってしまいます。 これにより、運転中に標識の文字が見づらいという症状を訴える方が多くいらっしゃいます。

            
また、焦点の位置が手前にある場合は近視系の乱視、逆に後にある場合は遠視系の乱視という事になり、どちらか片方が網膜の手前、もう片方が後という混合乱視の場合もあります。

正常な眼でも、角膜や水晶体は完璧な球体ではなく楕円形になっているため、上下左右に多少のゆがみがでてしまう為、誰でも多少の乱視はあると考えた方が良いかも知れません。

しかし、極端な歪みが出る場合は、眼鏡やコンタクトによる矯正が必要になります。

 

老視とは?

2.老眼250.jpg老視(老眼)とは、年齢を重ねるに従って目の調節力が減少し、近くにピントが合せづらくなってきた状態をいいます。

右の写真は辞書の文字ですが、近づけると見えないけど、少し離すと見えるという方もいらっしゃると思います。

近くを見るために行う眼の調節は、水晶体と呼ばれるレンズで行っており、近くを見るときは水晶体が膨らんで、近くの一点にピントを合わせますが、年齢を重ねると水晶体の弾力性が低下して充分に膨らませることができなくなります。

これにより、正視の人、あるいは遠視や近視でも遠くが見えるように矯正されたメガネを使用した状態では、近くのものが見にくくなるのです。

「いつ頃から老視になるの?」と聞かれる事が多いのですが、調節力は、10代から徐々に衰え始めます。 自覚するようになるのは45歳くらいからのようです。

  調節力について ⇒ 詳しくは年齢別アドバイスをご参照ください。

              もしくは、こちら をクリックすると年齢別アドバイスへ移動します。

                     

老視の症状としては、「近くが見えづらい」、「読む距離を少し遠くすると見える」、「すぐ疲れてしまい長時間文字を読む事ができない」、「近視用のメガネをかけていると疲れる」、「昔作った近視用の弱いメガネを掛けた方が文字を見やすい」などがあげられます。

このような症状が現れてきたら、老視用のメガネを使用することをおすすめします。

また、「近視 の人は老視にならない」と聞いたことがある人がいるかもしれません。 しかし、残念ながら、老視は全ての人に同じように訪れる老化現象の一つです。 したがって、近視だから老視にならない、遠視だから早く老視になる、ということは残念ながらございません。

「いや、私は、まだまだ近くが見える!」 と言う声が画面の向こうから聞こえてくる気がしますが、辛く不便な思いを我慢するか、楽に見られるようにするか、遅かれ早かれ50代なかばにはメガネに頼らざるを得ない状況になりますので、早く楽に見られるように、眼鏡店としてはメガネを作る事をおすすめします。

 

遠近両用とは?

一言で言うと「1本のメガネで、遠くも近くも見えるメガネ」です。

1.従来のレンズ200.jpgもう少し詳しく言うと、写真のようにレンズの上の部分に「遠く」を見る度数が入っており、左右の赤い線の間の部分に「近く」を見る度数を入れる設計になっています。(赤い線の外側の写真がボケている部分は、多少のユレや多少のユガミがあります)

何故、「遠く」と「近く」の二つの度数が入るかと言うと、老視は水晶体の弾力性が衰えて目の調節力が減少したことにより、近くのものが見えにくくなっているわけですから、「近く」を見るために必要な調節力と実際の調節力の差をレンズで補う必要がある訳です。 また、近視や遠視・乱視の人の場合は、「遠く」を見るためのレンズも必要になる為、本来のメガネと老眼鏡の両方が必要となります。

これをひとつのメガネにする場合に「累進レンズ」とよばれる遠近両用レンズを使用し、1枚のレンズ内で遠方と近方の両方を矯正できるように設計しているのです。

「老眼鏡を掛けると老眼が進む」という噂話をよく聞きますが、調節力は年齢とともに衰えてくるので、老眼鏡を掛けても掛けなくても老視は進行し、メガネの度数で言うと、およそ10年間に4段階くらい進んで行くものです。

そして、初めての方がいちばん気になる「見え方」や「使い方」に関してですが、遠近両用を作る前に、視力測定を行い、テストレンズを使って、実際の見え方や使い方をお試しいただく事ができますのでご安心頂けると思います。

                 

※ 情報提供として

2.HOYALUX ID200.jpg

HOYA LUX ID (ホヤラックス アイディー)

お値段は高くなりますが、周辺部分のユレ・ユガミが少なく、見える範囲の広い設計の最高級レンズも発売されています。

「過去に遠近両用を試したけど、ユレやユガミに慣れられなかった」 という方でも 「このレンズなら使える!」 とのご感想を頂いているレンズですので、是非、遠近両用を作る際は、是非、テストレンズで見え方の違いを体験してみてください。

薄型レンズとは?

薄型レンズとは、素材や設計によりスタンダードなレンズより薄いレンズの総称で、メガネ出来上がり時の見栄えに大きく影響する要素です。 特に度数の強い近視の場合は、レンズの厚みが増しますので気になるポイントでしょう。
薄型レンズは、近視用レンズでも遠近両用レンズでも老視用レンズでも発売されており、選択幅も多くなっています。

              

■ レンズを薄くする要素
@ 屈折率

 薄型レンズ.jpg  厚さ比較.jpg

メガネのレンズは光を曲げて焦点距離を変える仕組みですから、光を曲げる力が強いか弱いかがポイントであり、その光を曲げる力を屈折率と言います。
屈折率は空気(真空)の屈折率を1.0として、プラスチックレンズの場合はスタンダードなレンズが1.50、それより薄く仕上がるものが、1.56、1.60、1.67、1.70、1.74、1.76等、豊富な種類があり、屈折率が高いレンズのほうが同じ度数でも薄くできるということになります。

               

A 設計
非球面_200.jpgスタンダードな設計が球面レンズと呼ばれているものですが、周辺部の歪みを抑えながら薄くする設計を施したものが非球面レンズ(非球面設計)と言います。 さらにレンズの表面と裏面の両方に非球面設計を施したものが両面非球面設計となり、同じ屈折率なら、球面 → 非球面 → 両面非球面 の順で薄くなります。

                       

※ 組み合わせ
レンズの厚さは 「屈折率」 と 「設計」 の組み合わせで決まりますが、度数によって様々ですので、詳しくは店頭でアドバイスさせて頂きます。

            

■ 近視のレンズを薄く仕上げるコツ
近視の場合はマイナスレンズを使いますが、マイナスレンズはレンズの中心部(目の位置)が最も薄く、中心から離れるほど厚くなります。メガネの形や乱視の度数にもよりますが、耳側の斜め下あたりの中心から一番遠い位置が最も厚くなります。
そこで、専門店からのワンポイントアドバイス!
近視の場合は、小さいフレームを使うと薄く仕上げる事が出来ます。 その理由は下記のイラストをご参照ください。
薄く仕上げるコツ.jpg